妊娠・出産・育児

バックナンバー6〜2004年6月

2003年12月〜2004年6月の投稿バックナンバー


高齢出産VOICE TOP

babycom高齢出産という選択 TOP

高齢出産VOICE バックナンバー一覧

ワードで検索!ワードを含んだ投稿リストが表示されます



ルテウムとHCGはどう違うんでしょうか? むらさき  -- 2004/02/04 ..
 教えてください。

 IVFのET後には私の病院でも何本もルテウムを注射してホルモン補助をしています。そしてIVFとIVFの間はタイミングを合わせているのですが排卵日を告げられその日に合わせて夫婦生活を持ちますが、その後はルテウムではなくHCGの注射を1日置きに3本注射しています。HCGは採卵手術前日に排卵を起こす為にするものと思っていましたがそれだけではないのでしょうか…?   
 それとET後とタイミング後では何が違ってなぜルテウムではなくHCGなのでしょうか?

 ご存知の方、若しくは同じような治療の仕方をしていらっしゃる方がいましたら教えてください。


shizukuさん、ありがとうございました。   むらさき
ルテウムとHCG   shizuku




 

   >>> shizukuさん、ありがとうございました。 むらさき   -- 2004/02/04..
 
 shizukuさんの説明は先生の説明より詳しく、よ〜く解りました。ありがとうございました。
 
 以前もずくさんとのやり取りを拝見しshizukuさんという方はなんと良く勉強されていて、なんと説明のうまい方なんだろう!と思っておりました。全然関係ない話しですが文章を書くお仕事でもされているのかな〜???とそんなことまで想像してしまうくらい… 内容も濃く解りやすい!先生もshizukuさんを見習ってもっと解りやすく説明してくれるといいんですけど…

 今周期本当はIVFの予定だったのですが卵の成長がまばらで2つだけが先走る状態でした。3周期飲み続けたクロミットのせいもあるのか?内膜も薄く先生と相談して延期を決めました。
 私の場合2年前に右卵管に子宮外妊娠してしまったので、右卵管はありません。以前から左卵巣の働きが悪いのか?なぜかず〜っと右からの排卵しかありません。今周期HMGを投与していたにもかかわらずその先走った2つはやはり右でした。その2つを20ミリ程度になるまで待ちHCGにてタイミングを合わせた。という状態なのですが、たぶんまた左の卵管は卵を拾ってはくれないと思います。とは言ったもののいつもは1つの卵。今回はIVF予定だったのでHMGのおかげで2つ。落ち込まない程度には期待しているのも事実です。
 今回おとといでHCG投与も終わりになり、あとは待つのみです。

 長くなりましたが(笑)すいません。聞いていただきたくて…

 
 





   >>> ルテウムとHCG shizuku   -- 2004/02/02..
 
むらさきさん、はじめまして。

ルテウムとHCGの違い、ご説明しますね。

・ルテウム=黄体ホルモン剤です。子宮内膜を着床しやすい状態に整えます。
・HCG=ヒト絨毛性ゴナドトロピンです。排卵前に注射すれば約36時間後に排卵させることができるとともに、排卵後に注射すれば「黄体」を刺激して、黄体ホルモンの分泌を盛んにします。

排卵すると、排卵した後の卵胞に「黄体」というものが出来て、そこから黄体ホルモンが分泌されます。この黄体ホルモンが体温を上げ、子宮内膜を着床しやすい状態に整えます。
ところがIVFの場合は採卵しますから、採卵の際に「黄体」の元になる卵胞液まで吸い取ってしまうことになります。つまり、採卵後はそのままでは「黄体」が作られにくく、黄体ホルモンも分泌されにくくなってしまうのです。
そこで採卵した周期には、どうしても外から黄体ホルモンを補充してあげる必要があります。
これがルテウムの注射であったり、飲み薬であったり、膣錠であったりするわけです。

もうおわかりかと思いますが、採卵しない周期(排卵した周期)は自前で「黄体」ができ、黄体ホルモンが分泌されているので、基本的には黄体ホルモンの補充は必要ありません。
ただ、少しでも着床しやすくする目的でHCGを注射することがあります。
HCGは排卵後に注射すると「黄体」を刺激して、もっと黄体ホルモンをたくさん分泌させる働きをするからです。