平均初婚年齢があがったこと、結婚しても仕事を続ける女性が増えたことなどで、高齢出産のパーセンテージは年々高くなっています。ともするとリスクばかりが強調されがちですが、高齢出産でなければ得られない喜びやメリットもたくさんあるはず。
babycomでは、みなさまの声をもとに、今までとはちょっと角度を変えて、喜びや満足度にスポットをあて高齢出産をとらえてみたいと考えています。
高齢出産VOICEバックナンバー
最近はいわゆる晩産化高齢出産の方も多いと思います。高齢出産というと、 ダウン症をはじめとした障害児が生まれるのではないかという心配をされる人 が多いようです。かく言う私も32歳と34歳で出産しましたが、高齢出産は 避けたいという意識がけっこうありました。
初めての妊娠の折、軽い気持ちでトリプル・マーカー検査(「出生前診断」の ひとつで、胎児のダウン症等の確率を血液検査で知ることができるというも の)を受けました。その結果、胎児が普通よりは高い確率で障害の可能性があ ると知り、当初は非常にショックを受けました。
出産までの数ヶ月、その問題を考えつづけ、不安と葛藤の日々でした。私に とって、このときの体験はいろいろな意味であまりに強烈で、昨年、体験記と して出版してしまったほどです。
皆様は障害児を生み育てることについて、どうお考えでしょうか。
今の私は「障害があるというだけで、不幸、お先真っ暗と決め付けるのは偏見
(「心のバリア」)ではないだろうか。障害児だから生めない、生まれてもか
わいそう、などと思うより、障害者が生きやすい社会をめざすべきではないだ
ろうか」と思っています。理想論かもしれませんが・・・。
高齢出産の方に限らず、プレ・マタニティの方すべてに言いたいです。
どうか「障害」に偏見を持たないで妊娠・出産に臨んでほしい、出生前診断を
受けるならその意義をよくよく考えてからにしてほしい(私のようになりゆき
で受けて、その結果に深く悩んでしまうなどということがないように)と願っ
ています。
(2000.8.19 S.W.さん)
●S.W.さんのコメントを読んで〜羊水検査について/マサコさんより
●S.W.さんのコメントを読んで〜ダウン症の子供を育てています/マ−ちゃんより
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