おむつの上手な選び方
......紙おむつの基礎知識
......布おむつのメリット・デメリットは?
......日に使うおむつの量
紙おむつの基礎知識
●おむつとおしりとの相性が大切。
フィット感がいまひとつ・・・・メーカーを変えてみる。まずは試供品や少量パックで試してみる。
紙おむつは、大きく分けると、新生児から使えるテープ型のオムツと、歩き始めたころから使うパンツ型のオムツとがあります。
テープ型のサイズは、新生児、S、M、Lと4段階に分かれているのが一般的。いずれのメーカーも、月齢と体重でサイズチェンジの時期を示していますが、ウエスト、深さ、足回りなどの大きさはメーカーによってかなり違いがあります。赤ちゃんによって微妙に体型が違うため、「サイズは合っているはずなのに、フィット感がいまひとつ」という場合は、メーカーを変えると案外しっくりするものです。
また、ムレやモレ、かぶれ、肌触りなどは、メーカーによって優劣がつけられるわけではなく、おむつとおしりとの相性によるものが大きいようです。そのため、初めてのメーカーのおむつは、まずは試供品や少量パックで試してみたほうがいいでしょう。
パンツ型おむつは、歩けるようになったころが使い始めの目安ですが、動き回っておむつ替えを嫌がる赤ちゃんには、ちょっと早めに使い始めるという方法も。
ただ、価格はテープ型より若干高めですし、肌の弱い赤ちゃんだと、ゴムの部分がかぶれてしまうというケースもありますので、こちらもまずは使用感を確かめてからのほうが無難です。
布おむつのメリット、デメリットは?
布おむつのメリットは、紙に比べると経済的であること、おしっこの量や色がわかりやすいため、赤ちゃんの健康状態をつかみやすいこと、「おしりが濡れてキモチわるい」という感覚を赤ちゃんが早くから知ることができる、など。
デメリットは、なんといっても洗う、干す、畳むという手間がかかることでしょう。
また、外出時にぐっしょりと重くなった何組ものおむつを抱えて帰るのも、けっこうしんどいもの。そのため、布おむつ派の中には、外出時や夜は紙おむつにする、という併用派も多いようです。
おむつカバーのサイズは、他の肌着と同じように、50、60、70、80…という表記が一般的。成長に合わせてサイズ調節が可能なカバーや、専用の成形おむつとセットになったものなどもあります。
なお、使い込んでよれよれになったおむつは、小さく切って使い捨てのおむつライナー代わりにしたり、お尻ふきとして使うなどのアイデアも。
1日に使うおむつの量
おむつが大量に必要なのは、新生児期〜3ヶ月ごろまで。昼夜問わず、2〜3時間ごとにおむつ替えをすることになるので、1日8〜10枚は必要です。
また、この時期は、おむつを替えたとたんにおしっこやウンチが出たり、親が不慣れなためにおむつ替えに失敗してしまう、といったアクシデントも起こりがち。夜中におむつが切れてしまった!などということがないように、ゆとりをもって買い置きしておいたほうがいいでしょう。
3ヶ月〜6ヶ月ごろは、相変わらず日に何度もウンチをする子、1日1回の子、便秘がちな子、夜中はおしっこも減っておむつ替えの必要がない子など、個人差が出てきます。
平均的には、1日6〜8枚程度といったところ。夜の授乳の回数が減ってくると、おむつ替えはぐんと楽になります。ただ、まだ一晩持つ赤ちゃんは少ないので、夜中も1〜3回程度はおむつ替えが必要です。
その後、離乳食が進むと、だんだんとウンチが固まってくるため、おむつ替えはぐんと楽になります。昼間は平均で3〜4時間おき、夜は0〜1回とすると、1日4〜5枚で足りる計算になります。
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