産後の腰痛
出産のときに開いた骨盤は、3週間ほどかけて、じょじょに元の形に戻っていきます。
子宮も同じように、元の状態に戻ろうとしますから、産後、母親のからだは急激に変化します。この時期に、不自然な姿勢を長い時間とっていると、骨盤が左右対象にきれいに戻ることができなくなってしまいます。
会陰切開の傷が痛んだりすると、どうしても前屈みの姿勢になってしまいますし、赤ちゃんを抱くことに慣れていないために、緊張した姿勢にもなりがちです。また、脚を同じ方向ばかり組むなど、普段の癖によっても、骨盤の回復に影響がでる場合があります。
弛んだ骨盤は、産後1週間で、急激に戻ろうとしています。そういう意味で、産後は骨盤を正しく戻すことができる、とてもいいチャンスなのです。
脚を片方の側だけ組んだり、片寄った姿勢を続けるようなことをしていませんか?
そう思って、姿勢に注意を向けるだけで、だいぶ違います。赤ちゃんを抱いたときも、不自然な姿勢をとっていることに気づいたら、緊張をとるように、ちょっとした工夫をすることができます。
産後の1週間、入院期間はとくに急速にからだが戻っていく時期。そのとき、無理をせず、腰が整っていけば一番理想的なのですが、赤ちゃんの世話をしながらなので、安静にしているわけにもいきません。
退院してすぐ、整体を受けると、骨盤をバランスよく戻すことができます。
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