平均初婚年齢があがったこと、結婚しても仕事を続ける女性が増えたことなどで、高齢出産のパーセンテージは年々高くなっています。ともするとリスクばかりが強調されがちですが、高齢出産でなければ得られない喜びやメリットもたくさんあるはず。
babycomでは、みなさまの声をもとに、今までとはちょっと角度を変えて、喜びや満足度にスポットをあて高齢出産をとらえてみたいと考えています。
高齢出産VOICEバックナンバー
第二子妊娠を迷っていらっしゃるE.M.さん、私も随分迷いました。でも兄弟はつくってあげて欲しいと私は思います。経済的なことは大変かもしれないけれど、義務教育が終われば、奨学金制度もあるし、何とかなるんじゃないかと私達は思う事にしました。
羊水検査を迷っていらっしゃる方、結構たくさんいらっしゃると思います。私もついこの間までその一人でした。そして検査を受け、いま結果待ちです。
私の事、もし参考になれば幸いです。
42歳10ヶ月で第三子を妊娠している事に気づきました。正直言って驚きました。頭の中が真っ白になりました。10歳の長男も5歳の次男も奇跡的に授かった子だったので、まさか今更妊娠するなんて思ってもみなかったのです。悩んだ末、最初に出した結論は産まない選択でした。
三年前に少々無理をして一戸建てを買い、長男には私立中学受験の塾にも通わせ、私達家族の生活設計はすでにできあがっていたのです。大きな住宅ローンや、教育費を考えると、経済的にもそして体力的にも、この先、もう一人育てる余裕などどう考えてもないと思いました。何度も中絶をしに病院に行こうとしましたが、十一年前、待望の第一子を授かったときの喜びを思い出すと、同じ自分が今度は中絶しようとしているなんて、、、どうしても病院には足が向きませんでした。約一ヶ月悩んだ末、やっぱり産もうと決心しました。
ただし、今回は羊水検査を受けてもしも悪い結果が出たときには諦めようと主人とも相談しました。それが、次の健診でなんと双子だとわかったのです。うれしいどころか、ショックでした。
あれだけ悩んだ末に、あと一人くらいならなんとか育てられるかなと思って産む決心ができたのに、二人もだなんて。でも今さら「双子だから、やっぱり、、、」なんて思えませんでした。出生前診断についてはいろいろなご意見があると思いますが、私達にとって、今回の妊娠は 産む=羊水検査を受けること だったので、主治医にお願いしました。ところが、双子の場合は普通はやらないのですが、と言われてしまいました。
確かに最近は不妊治療の後に双子や三つ子を妊娠した場合、流産の危険を犯してまで検査を受ける人はいないということのようです。図書館に行ってもインターネットで調べても多胎の羊水検査については何の資料もありません。自分達で結論を出すしかありませんでした。
私の場合は一卵性なので染色体異常が起こるとすれば二人ともが障害をもって生まれて来ることになります。上の二人のこと、経済的な事、手伝いを頼める身内がそばにいないこと等を考えると、やっぱり検査を受けることにしました。
検査の結果はまだ出ていませんが、結果によっては諦めるつもりでいます。
結果が良ければ、最初は迷ったけれど産んで良かったと思えるときが来ると信じて、前向きに頑張ろうと思います。
(2001.10 N子さん より)
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