1.出産年齢 :36歳
2.出産した場所 :総合病院
3.分娩方法 :帝王切開
4.分娩時間 :1時間
5.高齢出産を選んだ理由は?
20代の頃から、将来は働く女性をとりまく環境が少しはよくなるのかなと思って待ちつづけたけど、意味のあるようなないような法律ができるだけで現実は全然よくならないので、もう年齢的に待ちきれないので子供を産もうと思いました。
6.高齢出産をしてよかったと思いますか。またその理由は?
よかったと思う。
働く女性をとりまく環境がきびしいので、これはお金で解決できることのためにお金をためて、仕事の内容に文句をいわれないようにキャリアをつんで偉くなって、会社をクビになっても転職に困らないように実力をつけなければならないと20代から思ってました。これをすべて実現するのは30代にならなければ無理でした。
7.高齢出産の医学的なリスクをどんなふうに受け止めていましたか。
実際に高齢になってからはどんなリスクも受け止めて、運命と思ってやっていくつもりでした。しかし、子供をもって働きつづけることがもう少し容易な社会ならもっと若い頃に生みたかったので、日本の社会ゆえに背負わされたリスクという気もします。
8.妊娠中、陣痛時、分娩時、産褥期それぞれにおいて、年齢を意識することがありましたか。またそれはどんなことですか。
32歳で子宮筋腫の手術をしたので、出産は予定帝王切開でした。この後子供を授かってもまたそうです。若い頃に産んでおけば自然分娩ができたかもなあと思います。
9.これからの子育てについて、高齢であることの不安はありますか。不安があれば具体的にお書きください。
とにかく体力的に辛いです。街で二人のお子さんをつれて歩いている若いお母さんをみると、えらいなあ、でも体力的に真似できないなあと思います。私は主人がけっこう年下なので、彼の体力に助けられている反面、主人と子供の有り余るエネルギーにつきあわされ振り回されている状態で「もっと年寄りを大事にしろ」とか思っちゃいます。
10.第二子について、どのように考えていますか。
是非ほしいのですが、仕事と、またお腹を切らなければならないのが悩みです。2年経てばまた帝王切開ができるとおっしゃるお医者様が大半ですが、ある人間的に信頼している若い先生に「昔の手術を含めてお腹きるの3回目になっちゃうでしょ。何回帝王切開をするかってことよりも一生に何回お腹をきるかってことをみんなもう少し考えないとね。古傷は決して消えることはないんだから。」といわれたのが心に残っています。
11.高齢出産を選択しようとしている人たちへのメッセージがあればお書きください。
健康な人なら高齢だからといって悩むことは何もない気がします。医学的なリスクについては結局は可能性のパーセンテージが高くなるだけのことで、若くてもおこりうることだし、どちらにしろ心の準備と覚悟は必要なのですから。個人的には働く母親にとっては高齢うんぬんよりも仕事との関連のタイミングのほうが深刻な問題だと思います。
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