出産育児環境研究会公開シンポジウム
ソーシャルベンチャーとしての持続可能な子育て支援 妊娠から里親まで
babycom事務局(掲載 2010.10.22)
「ソーシャルベンチャーとしての持続可能な子育て支援 妊娠から里親まで」
少子化社会の中で子育て支援は、育児期のみならず、妊娠前・
妊娠期・出産・産後の授乳期などの生殖をめぐる領域や、ワー
クライフバランスの領域においても継続した支援が必要とされ
ています。これまで医療福祉分野として、主に医療者や行政の
保健指導者などによる支援が主流とされてきた子育て支援領域
に、ソーシャルベンチャーとしての支援ビジネスや、NPOによ
る里親・山村留学など、当事者の目線を生かした民間の支援が
登場しています。本公開シンポジウムでは、親と子、そしてそ
れに関わる人々が必要とする支援を、民間レベルでどのように
提供し、また展開することが可能なのか。ソーシャルベンチャ
ーとしての支援者たちの実践をモデルに、持続可能な子育て支
援について討議していきたいと考えています。
日時: 2010年12月11日(土) 13:00-16:00
会場: 立教大学池袋キャンパス 14号館301教室
http://www.rikkyo.ac.jp/access/pmap/ikebukuro.html
http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/campusmap/
参加費: 無料
申し込み: 不要
問い合わせ: 出産育児環境研究会 b-nagi@fj9.so-net.ne.jp
090-4464-7402
主催: 出産育児環境研究会(21世紀社会デザイン研究学会研
究会)
協力: REBORN、babycom、リプロダクション研究会、バース
センス研究所、モーハウス、NPO法人フリーキッズ・ヴィレッ
ジ
講師:
「次世代育成支援としての出産準備教育-誕生学の試み」
大葉ナナコ(バースコーディネーター、バースセンス研究所代
表、日本誕生学協会代表理事)
「産後のライフスタイルを変換するツール・授乳服を通したソ
ーシャルアクション」
光畑由佳(有限会社モーハウス代表取締役)
「山村での子ども支援-フリーキッズ・ヴィレッジの取り組み
」
宇津孝子(NPO法人フリーキッズ・ヴィレッジ理事長)
「子どもの生まれ育つ条件とは」
北山晴一(大阪樟蔭女子大学教授、立教大学名誉教授)
コメンテーター:白井千晶(社会学研究者、日本学術振興会
特別研究員、早稲田大学ほか非常勤講師、リプロダクション研
究会代表)
コーディネーター:菊地栄(マタ二ティ・コーディネーター、
聖隷クリストファー大学非常勤講師、出産育児環境研究会代表
)
講師略歴:
大葉ナナコ: http://www.birth-sense.com/
バースコーディネーター、バースセンス研究所代表、日本誕生
学協会代表理事。女子美術大学短期大学部生活デザイン科卒業
。10ヶ国を訪れた後、 87年の初産時から女性の身体能力やセ
ルフケアに関心を持ち出産準備教育を学ぶ。妊娠出産の知識と
命の大切さを、多くの世代が学べるように2003年バースセンス
研究所設立、2005年日本誕生学協会設立。自尊感情を高めるい
のちの教育「誕生学プログラム」(商標登録)が行政、学校、PTA
、育児支援企業に好評を博す。人材育成や官公庁の委員、研究
に従事し、著書多数。新刊に「Life-誕生学の現場から-」(
ポプラ社)。2男3女の母。
光畑由佳: http://www.mo-house.net/
有限会社「モーハウス」代表取締役。13年前、一人の母とし
ての体験から、それまでマーケットのなかった授乳服メーカー
を作る。「産後の女性のライフスタイル」の提案をテーマに、
モノづくりだけでなく、イベントなどコトづくりによって情報
発信を行う。赤ちゃんを抱っこしながら働く「子連れ出勤」も
その一つ。育児中の母親が働きやすい環境を提案し、ワークラ
イフバランスを目指した会社経営者としても注目されている。
『働くママが日本を救う!-子連れ出勤という就業スタイル』
(マイコミ新書)。2009年内閣府・女性のチャレンジ賞、日本
商工会議所・女性起業家大賞。モーハウス2010年グッドデザイ
ン賞受賞。
宇津孝子: http://www.freekids.jp/
NPO法人「フリーキッズ・ヴィレッジ」理事長。長野県高遠町
の山村の古民家で、自給自足を目指した持続可能な共同生活を
実践しながら、山村留学、里親などの子どもを支援する活動を
行う。「サマーキャンプ」「公開田植え」など、都会の親子を
対象にしたイベントを開催し、子どもたちに「自然」と触れる
環境と、生かされている命を実感する機会を提供している。
北山晴一: http://kitagumi.my.coocan.jp/
大阪樟蔭女子大学教授、立教大学名誉教授。東京大学大学
院フランス文学研究科博士課程満期退学。パリ第3大学専任講
師、立教大学文学部助教授を経て、同文学部教授・21世紀社会
デザイン研究科教授等を歴任。専門は社会学、社会デザイン学
。消費・身体・欲望・ジェンダー・モードなどを主要テーマに
、学際的な研究教育活動を行ってきた。『世界の食文化16フラ
ンス』(2008農文協)、『衣服は肉体になにを与えたか』(1999
朝日新聞社),『現代モード論』(2000 放送大学教材),『
おしゃれの社会史』(1991 朝日新聞社)、「80年代を語るこ
との意味」(2009 立教大学比較文明学会紀要)等。
|