地球、自然、環境をテーマに、数々のテレビ番組の音楽プロデュースやライブ活動を行っている中村さん。中村さんが「自然とそうなった」という育児のかたちは、仕事と子育ての同居スタイル。そこには彼女なりの大きな理由があった。

キャリア・カウンセラーとして活躍中の小山さんは、４１才ではじめての出産をした高齢出産体験者。４０才を目前に、それまで１８年間勤めていた外資系の会社を退職。現在、フリーのキャリア・カウンセラーとしてマイペースでいきいきと仕事と育児にとり組んでいる。

原さんは、都内で開業する助産師さん。勤めていた病院を産休明けに退職し、その後、開業。開業助産師は定年のない、いわば一生続けられる職業。その長い仕事人生の中で、今、自分の子育てを大切にしながら仕事の仕方を考えている。

「ライファーズ」という終身刑の受刑者たちをテーマにした映画を監督、制作した坂上さん。子どもが生後４ヶ月のとき、すでにアメリカロケをはじめるというバイタリティの持ち主です。現在は、週の半分を京都の大学で教鞭をとっている超仕事人。

テレビ番組の制作に携わり、毎日忙しく仕事をしている水戸川さんは、３人のお子さんの母親。バリバリのキャリアウーマンと呼ぶに相応しい都会的な女性。そんな水戸川さんは、ふたりの障害児をもつお母さんでもある。

本田さんは、2002年、母子健康管理計の企画、開発を手がけた。「自分の育児体験を通して、商品開発ができたと思っています。仕事と育児、私にとっては同じ重さをもつものです。仕事の顔と母親の顔を切り替える。両方とも大好きな自分です」と言う。

三浦さんの仕事は、健康や料理の本をつくる編集。 「子どもを産んだことや育児の実体験を生かせる仕事。そうした意味でも、産んでよかったと思う、子どもと長くいっしょに過ごせたことも貴重な体験。両方の顔を持てて、よかったと実感しています」と笑いながら語ってくれた。

上山仁子さんは、アメリカ人のご主人とのあいだにふたりのお子さんがいるワーキング・マザー。職業は、マンハッタンの会社へ勤めるグラフィック・デザイナー。ほかにも、ニューヨークに関するエッセイ本を出版したり、新聞や雑誌に記事を書いたり、忙しい毎日を送っている。

仕事柄、残業は週３回。出張も多いという、旅行会社勤務の影山葉子さん。「子どもができるまでは毎晩22時前に、帰宅できることはまずなかったですから、それに比べれば育児モードになりました」と言う。