1. 家具の配置を工夫しよう
家族が長時間過ごす寝室やリビングには、できるだけ背の高い家具を置かない。倒れて下敷きにならないように、避難の妨げにならないように置くのが基本。
2. 大きな家具や家電は必ず固定
家具は、L字金具や突っ張り棒などで固定する。開いて中身が散乱しないように扉や引き出しには、ストッパーを取付けることも忘れずに。
3. 窓ガラスや食器棚には飛散対策を
割れるものには、飛散防止フィルムを貼っておく。飛散したときに備え、片付け用のホウキとチリトリ、家族分の厚底スリッパなどをリビングや寝室に用意。
4. 収納の仕方、置き方で被害を軽減
重いものは低い位置に、軽いものほど上に置く。高いところに割れるものを置かない。大小問わず、固定ジェルや滑り止めシートなどで飛散、落下防止を。
5. 暗くても動けるようにしておく
懐中電灯やタッチ式の電池充電ライトを各部屋に常備する。電灯、ドアノなどには夜光性シールを貼って、避難しやすくする。
災害時、自宅内での悲劇を避けるには、インテリア対策が重要です。
対策の基本は、「家具の固定」と「飛散防止」。
家具の固定や飛散防止には、防災グッズを上手に利用しよう。
子どもの目線や行動でわが家の危険をチェックし、優先順位を決めて、できるところから対策していきましょう。
L字型金具
家具を壁に直接固定できる金具。東京消防庁の実験では、家具の転倒防止に最も効果が高い方法であることが明らかに。
固定する壁や天井、家具そのものの強度が高い部位どうしを接着させなければ効果がないので注意が必要。
分からない場合は工務店やホームセンターなどに相談を。購入する Amazon
つっぱり棒
壁に釘打ちできない時に。接触面の面積が大きい方が耐える力も大きい。
棒が1本ずつ独立しているタイプより板状につながっているものの方が効果は高い。購入する Amazon
耐震ラッチ
扉のストッパー、揺れを感知し扉をロックする。自動解除や扉の内側に付けられるものなど色々なタイプがある。
赤ちゃんが勝手に扉を開くのを防ぐためのストッパーや、S字金物などを代用することも。購入する Amazon