自然食はシンプルクッキング
まずはご飯から変えてみる
自然食ではご飯は玄米・分搗き米、雑穀米などを使います。究極は玄米ですが、初めての方には少し抵抗があるかもしれません。
最近では発芽玄米が多く出回り、電気炊飯器でも簡単に炊けて手軽に玄米が食べられるようになり、忙しい時には便利です。また、雑穀や分搗き米、古代米などは白米に混ぜて炊くと、おいしく食べやすくなります。
このように
100%白米から少しずついろいろな穀物を食べるだけで、栄養バランスがよくなり、体の調子が変わってくるのを実感できるでしょう。
自然食はシンプルクッキング
玄米と白米の栄養の違い
白米は胚芽、胚乳などが精米によって取り除かれ、玄米に比べて、ビタミン、ミネラル、繊維質などの大部分が失われています。しかも精米することで熱が加わり、酸化が始まっています。ご飯は胚芽米、分づき米(三分、五分、七分)、玄米を食べましょう。
初めは胚芽米に麦、ヒエ、粟などを入れてみるのもよいでしょう。
最近では発芽玄米も手軽に炊けて人気があります。
資料:クシ インスティチュート インターナショナル
玄米は食物繊維を豊富に含み、便秘を解消します。また新陳代謝を高めるビタミンB群を含むので、代謝を上げ、体の中の老廃物を体外に排泄する力があります。
必要な栄養素をバランス良く含む玄米はそれだけでもおいしく、おかずがいらないほどです。噛めば噛むほど甘みが出てくるのと、唾液がたくさんでるので、臓器の働きも活発になります。またよく噛むことで、あごの発達にもいいのです。
玄米にはフィチン酸というリン酸化合物が含まれていて、体の中の有害物質を体外に排出する働きがあるので、現代のように添加物の多い食事にはたいへん有効です。