トイレトレーニング
うちの子は1歳9ヶ月。早いかと思いましたが、たまたまお昼寝のあとにおまるでおしっこが出来たので、それからトイレトレーニングを開始。最初の頃は、1日に1回はできたのですが、最近はまったくダメです。
今は普段はオムツをしていて、寝起き、食事の前後、お風呂の前などのタイミングにおまるに座らせていますが、いつもおしっこはオムツの中。保育園と実家に預けているせいか、タイミングがなかなかつかめません。早くとるためには、オムツをはずしてしまったほうがいいのでしょうか?
仕事をされている方は、お子さんのトイレトレーニングどうされていますか?
早くオムツがはずれて欲しいという親の願いは、どの時代でも、地域でも同じなのでしょう。
中国では、歩きはじめた時期の子どもたちは「また割れズボン」というおまたが割れているズボンをはいていて、パンツもオムツもしていません。しゃがむとそのままかわいいお尻が見えて、おしっこやうんちができるようになっています。オムツをしないで、いつでもどこでも排泄できるので、中国の子どもはトイレトレーニングが早い時期にできるようです。とはいえ、トイレトレーニングの時期は、年齢というより、やはりその子の様子を見ながらすすめていくほうがいいと思います。
早くオムツがとれるほうが偉いわけでもありませんし、これは競争ではありません。トイレを自分でできるようになることは、赤ちゃんから子どもへの大きな成長ですが、どの子も早くお兄ちゃんやお姉ちゃんになりたいと思っているわけではありません。いつまでも赤ちゃんでいたいと感じる子もいるでしょう。
また、母親の気持ちや願いだけで、子どものオムツがとれるというわけでもありません。第1子の場合は、親に気合いがはいっていて、逆にうまくいかないこともあります。ふたり目、3人目になると親の焦りもなくなり、上の兄妹をみながら自然にとれることも多いようです。無理にパンツをはかせると、漏らしたときにイライラしてしまいがち。その点、パンツ型のオムツだと、自分で脱ぎはきがしやすいので便利です。
時期はその子の成長によりますが、めやすとしては、おしっこの間隔が3時間ほどあくようになり、おしっこをしたときに自覚できる。それを親にサインででも伝えることができれば、赤ちゃんの準備は整っているかもしれません。おまるを実際に見せたり、絵本でトイレトレーニングを教えたりしてからはじめてみましょう。けれどまずは、親が成功をあせらないこと。保育園の先生とも相談しながら、子どもに任せながら様子をみてみましょう。
( 答えた人:きくちさかえ /マタニティ・コーディネーター)