IUGR(子宮内発育遅延)
胎児の発育が、週数に比べ、たいへん遅れている状態。
多くの場合、超音波診断によって診断されるが、この場合、妊娠経過を追って2回以上超音波検査を行ってから診断される。IUGRの1/3に、分娩前の胎児仮死の兆候がみられ、場合によっては子宮内胎児死亡につながることもあるといわれている。原因は母体、胎児、胎盤になんらかの要因がある。妊娠中の薬物療法や出産法に注意するなどして、治療する。
会陰(えいん)切開
膣と肛門のあいだの筋肉のことを会陰という。
赤ちゃんが出てくるとき、会陰に頭部の重力がかかり、会陰はとても薄く伸ばされる。無理していきむと、切れやすいことから、初めての出産では会陰を切開されることがほとんど。「自然にバリバリと破れてし まうと、あとが縫合しにくいので、はさみで切開したほうが、縫目もきれい」というのがその考え方だが、無理にいきむことがなければ、自然に会陰は伸びる。
実際に助産院 での出産では会陰を保護する技術が使われているため、会陰切開は行われていない。会陰を切らないために、妊娠中から体操などの準備をすることもできる。女性の性器を切るということについて、夫である男性も考えよう!
妊娠・出産・産後ワード101「会陰切開」
NICU(新生児集中治療室)
赤ちゃんが、未熟児で生まれたり、何らかの異常があった場合に、高度な医療の中で治療を受けられる施設。
NICUは厳重に管理され、赤ちゃんだけの入院となる。NICUのある病院は限られているため、診療所や助産院などの小さい施設ばかりでなく、総合病院などのある程度の規模のある病院からも、必要な場合にはNICUのある病院に転送される。
妊娠・出産・産後ワード101「NICU」
LDR(Labor,Delivery,Recovery)
入院してから、陣痛、出産、回復をひとつの部屋で過ごすための部屋。繁雑な移動を避けるために、欧米ではこのLDR方式は一般化している。
部屋の中は、できるだけ産婦がリラックスできるように普通の家庭の部屋のように工夫されているところが多い。ベッドも、赤ちゃんが生まれる直前まで、普通のベッドのようなつくりで、いざ生まれるときになって、分娩ができるようにベッドが電動で分娩台に変わる。家族の入室を前提としているので、ソファなども用意されている。
おしるし
血液の混じったおりもの。お産が近くなり、子宮口が開いてきて、子宮頸管の出口を 封じていた血液状の粘液が出てくるもの。
陣痛が始まる前に見られることもあるが、お産が始まってからということもある。
妊娠・出産・産後ワード101「おしるし」
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